稽留流産手術日

12月27日(火)

基礎体温:36.93

今までほぼ37℃あった体温が、この日から少し下がり出しました。

 

とうとう手術の日。

当日になってくると、悲しみよりも不安が上回って来ました。

朝は飲食ダメだし、化粧もダメ、コンタクトもどうせ外さないといけないから眼鏡で行くことにしたので、特にすることもないはず。

なのに、結局バタバタと出かけていきました。(仕事より早いし^^;)

持ち物は、生理用品夜用2~3個、生理用ショーツ、印鑑、髪をくくるゴム2本。

術後は喉が渇くとネットで見かけたので、水も持って行きました。

旦那は長期冬休みに入っていたんだけれど、仕事がたまっていたので、とりあえず朝だけ行ってくるとのこと。

途中で病院へ来て、付き添いしてくれるそうです。

正確に覚えてない部分があるけれど、当日の流れを記録しておきたいと思います。

 

8時半に不妊治療外来の受付へ。

体温測定をし、トイレを済ませるよう言われ、その後は内診室へ。

そこで子宮を開くためのもの?を入れられたけれど、地味に痛くて力を入れないよう言われてしまった。

少し出血するかもしれないからナプキンをつけるように言われ、しばらく待合で待機。

すると、病棟へ連れて行ってくれる看護師さんがやってきて、内容は覚えていないけれど色々質問や説明をされ、9時頃に病室へ案内されました。

そこからは病棟担当の看護師さんに交代。

まずは、患者間違いのないよう腕にリストバンドを巻かれ、血圧測定し(検温もあったかな?)、手術用の服に着替えて、髪は2つにくくっておくよう言われる。

ズボンと下着だけは直前まではいていていいらしい。

化粧をしていないか聞かれ、日焼け止めだけ塗ったことを話すと、(何か忘れたけど)顔に貼ることがあるかもしれないので、それも落としてくださいと言われ、温かいタオルを持ってきてくれました。

 

暇つぶしも持ってきてないし、ぼけーっと待っていると、また今日でお別れということを思い出し、悲しくなる。

病院なので泣いてはいないけれど。

少しすると、旦那が病室に到着。

手術中必ず連絡がつくようにと言われていたので、助かった。

その後、手に点滴のルートを作るために、寒さで血管が収縮しないよう、バケツに入ったお湯に手をつけて待つよう言われました。

 

20~30分お湯につけたかな?

10時頃、看護師さんがやってきて、まずは用意してきた生理用品とショーツを預ける。

点滴は、腕(肘より下の外側)か手の甲の血管に針を刺すとのことでしたが、腕に血管なんて見えなくて、手の甲を両手見比べ、右手の甲に針を刺すことに・・・。

退院までつなぎっぱなしだというのに(´;ω;`)

そこからソリューゲンF(ただの電解質)の点滴が始まりました。

 「手術は11時頃からなので、10時50分頃移動します。それまでにトイレを済ましておいてください」と言われ、また待機。

言われた通りトイレを済ませ、50分頃看護師さんがやってきて、左の上腕にドルミカムを筋注。(血圧と体温もまた測ったかも。)

痛いとは言われたけれど、予想以上に激痛だった!(>_<)

この筋注で、手術室に着くころにはぼんやりしてくると聞いたけれど、手術室内でほかの麻酔をされるまではぼんやりした気もしなかったと思う。

ストレッチャーでの移動かと思いきや、病室のベッドごと手術室前まで移動。

付き添いの旦那は中へは入れないので、ここで眼鏡を預けてお別れ。

 

二重扉だったか忘れたけれど、中で別のベッドに乗り換えて、手術台まで運ばれました。

そして自力で手術台へ移動。

平らだけれど普通のべッドではなく、内診室みたいに下半身部分は自由が利く感じでした。

下着を脱がされ、先生がやってきて、足を固定され、消毒しますと言っていたところまでは覚えているけれど、そこからは記憶なし。

明細には、静脈麻酔欄にディプリバン、トスパリールと書かれていたので、麻酔されたのかな?

先生に「終わりましたよ」と言われた気がするのと、病棟へ運ばれたような気はするけれど、あんまり記憶はない。

30分くらいで終わったみたいです。

 

病室に着くと、胸に心電図と腕に血圧モニターを、鼻に酸素チューブも繋がれ、そこからは寝たのか記憶がなく。

12時半頃、「1時経ったから酸素を外します」と言って外されて少し動いたのか、そこで急にひどい吐き気を感じてえずきましたが、出るものがなく。

看護師さんが器を取りに行っている間、ごみ箱を構えていましたが、そこに吐くことはなかったけれど、それからもお腹のあたりから押し出すような吐き気があり、器には2回吐きました。

と言っても胃液だったのかな?

吐いたのは覚えているけれど、この頃の記憶も曖昧。

 

その後も、血圧が自動で測られて腕が締め付けられる時や、看護師さんがやってきた時は一瞬目を覚ましたけれど、それ以外はずっと寝たままでした。

14時半頃、「3時間経ったので血圧・心電図のモニターを外します」とのこと。

本当ならここで帰れるはずなのですが、私は吐き気とフラフラで起き上がることができず、「点滴を速めて、麻酔薬が薄まって体外へ出ていけば楽になると思う」と言われ、点滴のスピードアップ。

この時も1回胃酸を吐いたかなぁ。

朝から担当だった看護師さんは15時あがりなようで、15時頃様子を聞きに来てくれましたが、一向に改善の気配はなく。

ここからは次の看護師さんに引き継ぎ。

17時くらいまでは休めると言ってくれて、また点滴のスピードも上げてくれました。

このままふらつきや吐き気がよくならなかったら、1泊入院もできるから、ちょっと考えてみるようにも言われました。

しばらくしたら点滴がなくなったので、2本目に交換。

そして「慣らすためにちょっとベッドを起こしてみましょうか」と45度くらいの角度にベッドを起こすことに。

この時は何も吐かなかったけど、えずいた気もします。

 

16時半頃、そろそろ17時だし先生も帰ってしまうし、帰るか入院するか結論を出さないといけないとのこと。

吐き気がひどいようなら坐薬の指示も出たらしいけれど、坐薬は抵抗があって拒否。

「試しに少し歩いてみますか?」と聞かれたけれど、あまり動ける気はしない・・・。

でも手術前からずっとトイレに行ってなくて、そろそろ行きたかったし、付き添ってもらってトイレまで行くことに。

立ち上がった瞬間、やっぱりフラフラしたけれど、点滴の支え棒もあるし、なんとか歩くのは歩けました。

フラフラするし、右手も不便だけれど、なんとかトイレを済ませてまたベッドへ。

動いたせいか、また気持ち悪くなってえずいたけれど、とりあえず何も吐きませんでした。

でもその後、ベッドのテーブルに片腕をついて伏せて動けない・・・。

その様子をほかの看護師さんが見て、

「家に帰ってもこんなんやったら困るやろ?ここなら点滴も繋いでおけるし、泊まって元気になってから帰ったほうがいいと思うよ?」

と1泊入院を勧められる。

帰れるなら帰りたかったけれど、帰れる気もしなかったので、安心のためにももう1泊することに。

そして「坐薬も嫌かもしれないけれど、すぐ効くし楽になるよ。少しでも楽になったほうがいいし、そしたらご飯も食べれて、元気になるかもしれないし」と坐薬を勧められ、楽はなりたいし、看護師さんに余計な手間をかけないためにも坐薬を使うことにしました。

坐薬はナウゼリン30。

自分でやるのかと思っていたけれど、看護師さんが入れてくれました。

坐薬なんて幼稚園ぶりくらいかも?

 

先生に1泊ということで指示を聞きに行ってくれ、病院食の夕食は注文が間に合わなかったけれど、何でも食べていいとのことでした。

10分くらいすると坐薬も効いてきて、吐き気が少しよくなった気がしました。

とりあえず、入院後初めて水を飲んでみる。

この時、だいたい18時くらい。

夕食を食べるなら今かも?と思って旦那に下のコンビニで買ってきてほしいと頼み、パンとヴィターインゼリーを食べました。

パンは5個入りの小さいクリームパンを1個しか食べられなかったけれど、これ以上食べたら吐きそうだったのでやめておきました。

この夕食後から内服開始。

 メチルエルゴメトリン3錠

 セフジニル3cap

 エクセラーゼ3錠

 分3毎食後 4日分

このご飯の前か後か忘れたけれど、旦那が入院グッズを取りに帰ってくれました。

とりあえず歯磨きセットと生理用品を頼んだけれど、他にもブランケット、フリース、ハンガー、ウェットティッシュ、お箸、追加の水とポカリを持ってきてくれました。

結局夜は歯も磨けなかったし、生理用品は持参していた分で足りたし、いざとなっても1泊くらいできたのかもしれないけれど、物が揃ってるというだけでも安心なので、付き添いしてくれててよかったと思いました。

精神的にも一人では不安だし。

 

面会時間は20時まで。

旦那はギリギリまでいてくれるらしい。

19時頃、トイレに行きたくなったので、トイレへ。

自力で行けそうなら勝手に行っていいとのことでしたが、さっきよりはふらつきもありませんでした。

歩いても吐きそうにもならなかった。

さっき気になったけれど替えれなかった生理用品を交換し、ちょっと安心して再びベッドへ。

病院の服も、意識の薄い間に血で汚れてしまったみたいで気になってたんだけれど、これは替えようもないので、そのまま・・・。

恥ずかしいから、あんまりウロウロしたくなかったな(´;ω;`)

ちなみにベッドには、生理用品のシーツ版みたいなのが敷いてあったので、ベッドを汚すことはなくて助かりました。

 

20時前、旦那が帰ってしまう前に、もう一度トイレへ行っておくことに。

点滴スピードが上がったからか、水分を取り始めたからか、やたらトイレが近くて。

そして20時に旦那とはお別れ。

入院は初めてだから、ちょっと心細かった。

2人部屋だから隣に人はいるんだけれど、2人って逆に気を使うなあ^^;

20時半頃、再びトイレへ。

一人で病室を出たのは初めてだったけど、だいぶよくなったみたい。

21時頃、ウトウトしていたら隣の人が電気を消してくれましたが、勝手に電気が消えるわけではないんですね。

同じく21時頃、夜勤担当の看護師さんが来て3本目の点滴に交換し、トイレが近いことを話すと、ゆっくりスピードにしてくれました。

その後、朝まで持たすために、さらにゆっくりにしに来てました。

段々トイレの間隔はあいて、22時前、1時に行って、そこから7時半くらいまでは行かずに済みました。

夜間、何度か見回りに来てたかな?

熟睡ではないけれど、ゆっくり寝れました。 

吐き気も夕食後に若干感じて以降、特に気にならなかったし、寝る時にはもう随分すっきりしていたと思います。